岸田文雄首相は24日午前、能登半島地震の被災地を視察するため、石川県を訪問した。穴水町の避難所で、被災者に「政府の支援を一層拡充しなければならない。共に力を合わせて平時の生活を取り戻すべく努力したい」と強調。直接意見を聞いて、今後の生活、なりわい再建や復旧・復興に向けた支援策に反映させたい考えだ。
避難所の高齢男性は、復興住宅280戸の計画に対し入居希望者が約540人に上っているとして改善を要望。首相は「財政的に心配があってちゅうちょしてはならない。政府としてしっかり支えていく」と約束した。
首相はこの後、輪島市に移動し、日本海に向けて棚田が広がる景勝地「白米千枚田」の被害状況も視察した。
【時事通信社】
〔写真説明〕避難している家族から話を聞く岸田文雄首相(右から3人目)=24日午前、石川県穴水町(代表撮影)
〔写真説明〕被災者らから話を聞き、握手する岸田文雄首相(右)=24日午前、石川県穴水町(代表撮影)
〔写真説明〕被災者らに声を掛ける岸田文雄首相(左)=24日午前、石川県穴水町(代表撮影)
〔写真説明〕白米千枚田を視察し、関係者から話を聞く岸田文雄首相(中央右)=24日午前、石川県輪島市(代表撮影)
2024年02月24日 12時10分