ガザ休戦案に「否定的」=ハマス、交渉継続方針



【カイロ時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、イスラム組織ハマス幹部は1日、レバノンのテレビのインタビューで、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止を巡ってイスラエルが示した休戦案について「否定的な立場だ」と語った。ハマスはその後NYTに、交渉を続ける意志はあるが「(現行のままでは)受け入れられない」とコメントした。

イスラエル当局者はAFP通信に、休戦案への回答期限が「1日夜(日本時間2日未明)だ」と述べていた。ハマスの報道担当者は1日、時事通信に、パレスチナの他の組織とも連絡を取り合って見解をまとめていると表明。近く回答する意向だが「返答する日は決まっていない」と語った。

イスラエルのネタニヤフ首相は1日、ブリンケン米国務長官とエルサレムで会談し、ガザ最南部ラファに地上侵攻する考えを改めて表明。イスラエルのメディアによれば、ブリンケン氏はラファに侵攻すれば、ハマスとの合意の可能性が低くなると警告した。

【時事通信社】 〔写真説明〕1日、イスラエルの商都テルアビブで、イスラム組織ハマスに拘束された人質の家族と会うブリンケン米国務長官(右)(AFP時事)

2024年05月02日 12時21分


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