【ベルリン時事】スロバキア中部ハンドロバで15日、フィツォ首相が銃撃され、病院に搬送された。ロイター通信によると、現地メディアは腹部を撃たれて負傷したと伝えた。搬送時に意識はあったものの、容体は危ういという。発砲したとみられる男はその場で取り押さえられた。政府は暗殺が試みられたとの見方を示した。
ハンドロバで行われた閣議後、集まっていた市民の前で銃撃された。数発発砲があり、腹部に命中したという。頭部を負傷したとの目撃情報もある。
フィツォ氏側近は、同氏のフェイスブックを通じて「生命の危機にある。あと数時間がヤマだ」と明らかにした。ヘリコプターで近くの地方病院に緊急搬送したという。現場から100キロ以上離れている首都ブラチスラバまでの搬送は、「緊急措置が必要」との観点から断念したと説明した。
【時事通信社】
〔写真説明〕15日、スロバキアのハンドロバで、銃撃されたフィツォ首相を車に乗せる警護要員(ロイター時事)
〔写真説明〕15日、スロバキア中部ハンドロバで、フィツォ首相の銃撃直後に拘束された人物(ロイター時事)
〔写真説明〕スロバキアのフィツォ首相=4月18日、ブリュッセル(AFP時事)
〔写真説明〕15日、スロバキア中部ハンドロバで、銃撃されたフィツォ首相の両脇を抱えて車に運ぶ警護官ら(AFP時事)
2024年05月16日 12時51分