架空会社名義の口座を作り、犯罪収益をマネーロンダリング(資金洗浄)したとしてグループの12人が逮捕された事件を巡り、山口県阿武町が新型コロナウイルス対策事業で誤送金した4630万円を出金した男=電子計算機使用詐欺罪で有罪判決=がオンラインカジノの決済代行業者に振り込んだ金の一部が、同グループの管理口座に振り替えられていたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。
大阪府警がグループ管理口座の入金記録を一部抽出して調べたところ、約6割がオンラインカジノの賭け金だったことも判明。府警は、グループが国内では違法のオンラインカジノ利用者から金を集め、海外のカジノ運営業者に送金し、手数料を得ていたとみて詳しく調べる。
【時事通信社】
〔写真説明〕山口県の阿武町役場=同町
2024年05月22日 20時20分