【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラは10日、自動運転タクシー「サイバーキャブ」の試作車を発表した。ロサンゼルス近郊の映画撮影スタジオで開かれたイベントで、マスク最高経営責任者(CEO)が自ら乗車し、車両の製造を「2026年に始める予定だ」と明かした。
サイバーキャブにはハンドルやペダルはなく、二つの座席と荷物用トランクが備え付けられている。充電プラグの代わりに、非接触で充電できる仕組みを導入するという。
テスラは、車の前後左右にあるカメラで撮影した映像を人工知能(AI)で処理する自動運転システムの開発に取り組んでいる。高額なセンサーも用いる他社と比べ費用を抑える狙いがあり、マスク氏はサイバーキャブの価格が「3万ドル(約450万円)を下回る」との見通しを示した。
〔写真説明〕米電気自動車(EV)大手テスラが発表した自動運転タクシー「サイバーキャブ」の試作車(同社のXより・時事)
2024年10月14日 12時41分