菅田将暉「思い出が効いてきたのかな」　小松菜奈と３回目の共演、映画「糸」完成報告会

俳優の菅田将暉と、女優でモデルの小松菜奈が１１日、東京都内で行われた主演映画「糸」の完成報告会に出席した。

この映画は、歌手・中島みゆきの楽曲「糸」を基に、男女２人の出会いと別れ、再会を描くラブストーリー。当初は４月公開の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で８月２１日公開に延期となった。

４カ月遅れの公開となったものの、菅田は「他の映画より長く、この作品について考えられたという感覚」とポジティブだ。小松は「公開されるのが当たり前みたいに思っていた部分もあった。当たり前ではないことがあると（考え方を）正されました」と思いを明かした。

菅田と小松の共演は今作で３回目となる。菅田は「（今作では２人が演じる役は）幼少期の思い出ありきだったので、『初めまして』の人でなくてよかった」とコメント。「過去の作品で首を絞め合ったり、顔面に唾を吐き合ったりした思い出が効いてきたのかな」とも語った。

一方、小松は「今回は王道の作品で、ラブストーリー。いろいろな作品を経て、私たちがどう変化しているのかを見てもらえる。（また）共演できて、うれしかったです」などと話していた。

また、今作で初めて父親役を演じた菅田は「正直、不安だったけれど、現場に行ってみると、子役たちがお父さんにしてくれた。アドリブで鼻とか食べてやろうかなと（思った）」と、撮影を振り返った。 〔写真説明〕映画「糸」の完成報告会に出席した菅田将暉（左）と小松菜奈＝１１日、東京

2020年08月11日 23時21分

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