「自分が死んでも」苦境伝えて=住民の声受け初来日―チベット映画監督



中国チベット自治区での弾圧を伝える映画を制作し、中国政府に拘束・収監され、その後米国に亡命したチベット人映画監督ドゥンドゥップ・ワンチェン氏が初来日し、26日に東京都内で記者会見した。撮影に応じるにも危険が伴う中で「死ぬことになっても後悔はない」という住民の声を伝えたかったと強調した。

映画は、2008年の北京五輪を前に、前年からチベット自治区で撮影された「恐怖を乗り越えて」。5月26日~6月11日に国内各地で上映される。「(北京五輪を前に自由や人権を保障するという)約束を中国政府は破った」「豊富な資源欲しさに私たちをだます」といった住民の声を伝えている。

〔写真説明〕記者会見するチベット人映画監督ドゥンドゥップ・ワンチェン氏=26日、東京都千代田区 〔写真説明〕チベット人映画監督ドゥンドゥップ・ワンチェン氏が制作した「恐怖を乗り越えて」の一場面=26日、東京都千代田区

2023年05月26日 15時43分


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