米海兵隊、飛行2日間停止=国外含む全部隊対象



【ワシントン時事】米海兵隊は18日、所属する航空機の2日間の飛行停止を命じたと発表した。在日米軍基地を含む米国内外駐留の海兵隊の全航空部隊が対象。ステルス戦闘機F35が一時行方不明になるなど事故が相次いだことから、安全確認について議論するとしている。

一方、米軍によると、南部サウスカロライナ州で17日から行方不明になっていたF35とみられる機体の破片が18日夜(日本時間19日午前)、同州ウィリアムズバーグ郡で見つかった。この機体が配備されているチャールストン統合基地から約120キロメートル地点だといい、米軍が調査を進めている。

F35は操縦士の緊急脱出後も自動操縦を続け、米軍が市民に捜索を呼び掛ける事態に発展していた。緊急脱出を迫られた原因は不明だ。海兵隊によれば、過去6週間でこれを含む3件の航空機の重大事故が相次いでいた。

停止期間中は、安全飛行の基本や整備手順などに関し部隊の指揮官と隊員が話し合う。飛行停止の対象となる海兵隊の航空機には、輸送機オスプレイや戦闘攻撃機FA18などが含まれる。

2023年09月19日 11時52分

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