一般社団法人 日本電子機器補修協会

rogo

徴用工、慰安婦で平行線=処理水批判に茂木氏「懸念」―日韓外相



【ロンドン時事】茂木敏充外相は5日午前(日本時間同日午後)、韓国の鄭義溶外相と訪問先のロンドンで約20分間会談した。日韓外相の対面での会談は昨年2月以来で、両氏の顔合わせは初めて。茂木氏は元徴用工や慰安婦をめぐる問題で韓国が国際法違反の状態を早期に是正するよう求めたが、鄭氏は韓国側の立場を改めて主張し、歩み寄りはなかった。

茂木氏は徴用工問題に関し、戦時中までの請求権問題の「最終的解決」を明記した1965年の日韓請求権協定に基づき、日本企業の資産現金化は「絶対に避けなければならない」と強調。ソウル中央地裁が日本政府に元慰安婦への賠償を命じた1月の判決についても、韓国政府に適切な措置を取るよう要求した。

これに対し、鄭氏は「日本の正しい歴史認識なくして過去の問題は解決できない」と反論した。

鄭氏は、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出が「韓国国民の健康と安全、海洋環境に潜在的な脅威になり得る」と指摘。周辺国との事前協議が不十分だったとして「深い憂慮と反対」を表明した。茂木氏は、海洋放出を批判する韓国政府の対外発信に「懸念」を示した上で、「今後も必要な情報提供を続ける」と説明した。

〔写真説明〕会談に臨む茂木敏充外相(右)と韓国の鄭義溶外相=5日、ロンドン(外務省提供)

2021年05月05日 19時34分


関連記事

「連座制」の仕組みに隔たり=与野党、

皇族確保策、衆参議長に提出=連休明け

核のごみ調査、本会議で請願採択=原発

新興国のOECD参加後押し=岸田首相

衆院政治改革委が初開催=各党、規正法

公明、裏金自民と距離=規正法で不満、

自民、政治資金支給を6月に前倒し=計

衆院政治改革委、26日に初開催=規正

「連座制」与野党の溝鮮明に=政活費、

トランプ氏対策、表裏両面=麻生氏面会

岸田首相、補選は自身への評価=規正法

規正法改正、連休明けに与党案=議員に

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース