村上春樹さん原作アニメがグランプリ=第1回新潟アニメ映画祭



新潟市で17日開幕した「第1回新潟国際アニメーション映画祭」の授賞式が22日行われ、長編コンペティション部門のグランプリはピエール・フォルデ監督の「めくらやなぎと眠る女」(フランスなど合作)に決まった。

同作は、東日本大震災直後の東京を舞台にした村上春樹さんの短編小説が原作。審査委員長の押井守監督は「原作を最小限の情報量、線画で描き、一見すると気持ち悪い作品だが、相当の説得力がある。表現の方式と伝えたい内容が一番フィットしている」と講評した。他の賞は次の通り。

傾奇(かぶく)賞「カムサ―忘却の井戸」(ヴィノム監督、アルジェリア)▽奨励賞「劇場版『ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン』」(牧原亮太郎監督、日本)▽境界賞=「四つの悪夢」(ロスト監督、オランダ・フランス)。

〔写真説明〕第1回新潟国際アニメーション映画祭で審査委員長を務めた押井守監督(後列中央)と各賞受賞者ら=22日午後、新潟市

2023年03月22日 21時59分


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