
無失点に強いこだわりを見せる西武の平良が、ピンチで底力を発揮した。七回までスコアボードにゼロを並べ、3シーズンぶりの10勝目。今季先発に再転向した右腕は「『なるべく0点で』と抑えにいった結果」。淡々と振り返った。
圧巻は六回。先頭の奈良間に単打を浴びたものの、清宮幸を中飛、レイエスを投ゴロに打ち取る。2死一、二塁となり、5番有薗を迎えた。「点を取られないように、しっかり抑えようと力も自然と入った」。有薗に投じた6球のうち5球が直球で、球速はいずれも160キロ。最後はフルカウントから低めに投げ込み、見逃し三振を奪った。
五回には無死二、三塁から、右翼手カナリオが前方へのライナーを捕球し、タッチアップで本塁を狙った走者を間一髪で刺す好プレーもあった。「カナリオが、いい送球をしてくれたおかげ」と平良。バックにも助けられ、無失点でマウンドを降りた。
2週間前の8月11日に続き、日本ハムの伊藤に投げ勝った。現役時代に西武のエースとして鳴らした西口監督は、好投手との投げ合いについて「先に点をあげてはいけない。勝つためにはゼロに抑えないといけない」と強調する。平良の力投で、3位日本ハムとの差を4ゲームに広げた。
【時事通信社】
〔写真説明〕力投する西武先発の平良=25日、ベルーナドーム
〔写真説明〕5回、日本ハム浅間の右飛で三塁走者の大塚(右)が本塁を突くも、西武捕手の小島が飛び込みタッチアウト=25日、ベルーナドーム
2026年08月25日 22時36分