三家、猛攻で光る初アーチ＝２年ぶりスタメン、打点も初－プロ野球

初めてゆっくりとダイヤモンドを回ったロッテの三家。「打った感触がなく、夢中だった。これから何度も味わいたい」とプロ初本塁打を喜んだ。

主軸の角中が１９日の試合で右手首付近に受けた死球の影響で欠場。９番左翼で２年ぶり２度目のスタメンに名を連ねた。一回に４点を奪い、なお２死一、三塁で早くも出番がきた。甘く入ってきたスライダーを捉えると、打球は左翼席へ。「積極的にいった。スタメンで使ってもらって結果を出したかった」。初打点も記録し、計７得点の猛攻に加わった。

市和歌山高から２０１２年に育成で広島に入団したが、わずか２年で戦力外に。独立リーグを経て、１６年オフにテストでロッテに拾われた。「独立リーグから戻れる保証がない中でプレーしていたし、ここまで長かった。でもいい経験になった」と実感を込めた。

チームは球宴明けの初戦に勝って勝率を５割に戻したが、直後から４連敗。上位争いに踏みとどまる白星に井口監督も「（初回の大量点が）大きかった。こういうチャンスをものにしてくれれば、またスタメンはある」と期待を寄せた。

【時事通信社】 〔写真説明〕１回、３点本塁打を放つロッテの三家＝２１日、札幌ドーム

2019年07月21日 19時12分

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