阪神の西、ようやく笑顔＝５月１０日以来の白星－プロ野球

何より結果が欲しかったはずだ。阪神の西が７回２失点で５月１０日以来の白星。「無事に勝ててよかった」。お立ち台ではトレードマークの笑顔がはじけた。

高めに浮く球もあったが、勝負どころではコーナーに制球。二、三回は走者を出しても次打者への初球で併殺に。六回に１点差とされ、なお２死一塁で村上を外角低めのスライダーで見逃し三振に仕留めると大声でほえた。

８試合連続で白星から遠ざかっていたが、そのうち６試合は６回以上を投げて自責点３以内と、先発の責任を果たしていた。この日は四回に先制ソロを浴びた後に崩れず、「最少失点で乗り切れてよかった」と振り返った。

バットでも貢献した。五回２死から北條が安打で出ると、自身も右前打。続く近本の逆転３ランを呼び込んだ。チームは３カードぶりの勝ち越しを決め、「これでいいようになっていければ」と西。２８歳のＦＡ右腕が、チームを活性化させた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する阪神先発の西＝２１日、甲子園

2019年07月21日 23時51分

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