猫の飼育頭数は毎年増加しています。飼育頭数の減少していっている犬とは対照的な状況となっており「猫ブーム」が到来しているとも言えます。そんな中で人気のある猫はどの種類なのか?最新のランキングをご紹介します!
【1位 スコティッシュフォールド】
折れ耳が特徴的なスコティッシュフォールドが栄光の第1位に輝きました。ずんぐりとした体とまんまるな目がぬいぐるみのよう。
しかし実は折れ耳の割合は全体の2割~3割り程度で、ほとんどのスコティッシュフォールドはピンとした立ち耳なんです。
この折れ耳は骨軟骨異形成症という軟骨が変形してしまう病気によるもの。可愛いという目線で見るだけでなく、なぜ折れ耳なのかというような背景もしっかり知った上で飼うことが大切です。
スコティッシュフォールドはどんな猫?
探索好き、頭が良く忠誠心が高いという性格をしており「犬みたいな猫」と言われることも。また甘えん坊な子が多い傾向があります。
あまり運動量が多くないのでおっとりした猫だと思われることも。
成猫になると3~6キロ程度の大きさに成長し、猫の中では大きすぎず小さすぎずというサイズ感。
スコティッシュフォールドを飼う上での注意点
折れ耳の子は耳に汚れが溜まりやすいのでこまめに耳掃除をしてあげる必要があります。耳の病気にかかりやすいので定期的なチェックを欠かさないようにしましょう。
その他、内臓疾患も起きやすいとされており肥大型心筋症などの心臓病にもかかりやすいです。日頃からよく観察してあげる、心臓のエコー検査を受けるなどして症状が出る前に気付いてあげられるのが理想ですね。
【2位 アメリカンショートヘア】
幅広い世代から人気のあるアメリカンショートヘア。「アメショー」なんて呼ばれることもあります。
アメリカンショートヘアの祖先はネズミや蛇取りをする猫として活躍をしていました。そのため、狩猟本能や好奇心はとても強いです。
いつも元気いっぱいの性格でとてもフレンドリーなので、お子さんのいるご家庭や先住ねこの居るお家にも適してます。しかし、抱っこされることを嫌う子も多いので注意しましょう。
アメリカンショートヘアはどんな猫?
脚が大きく骨太、以外にもがっちりとした体格を持っています。ジャンプ力が強いので、高いところにもピョンと飛び乗ってしまう活発さがあります。
硬めの毛がみっしりと生えているのが特徴で、毛は短めでも寒さや雨でも体を冷やしにくいです。また、おおらかな性格なので環境の変化にも強い方だと言えるでしょう。
アメリカンショートヘアを飼う上での注意点
毛がびっしりと生えているので換毛期には特にブラッシングをしっかり行ってあげましょう。 寒さには強い傾向がありますが、一方で暑いのは苦手です。肥大型心筋症や尿管結石を発症する確率が高めの傾向があるので、早期発見出来るように検査は定期的に連れていってあげましょう。
【3位 マンチカン】
短足が特徴的なマンチカンが第3位です!短い足なので、外見だけを見るとあまり動かずおっとりしているのかな?と思いきやそんなことはありません。運動能力はとても高く、その短い足で驚くべきスピードで元気に走り回ります。
人懐っこくて好奇心旺盛。大人になってもまるで子猫のような無邪気さを忘れない愛らしさが人気の秘密でしょうか。毛色も様々なので、その個性を楽しむのも良いですね。
マンチカンはどんな猫?
マンチカンは短足の子だけでなく、他の猫と同じくらい足が長い子も多く存在しています。短足のマンチカンは全体の2割程度と言われており、実はあまり多くないのです。
成猫になったときの大きさは2~4キロ程度と言われており一般的なサイズか、やや小さめになります。
マンチカンを飼う上での注意点
短足のマンチカンは体重が増えすぎると身体を支えるのが負担になります。平均体重を大きく上回ることの無いように体重管理をしっかり行ってあげましょう。
【4位 ノルウェージャンフォレストキャット】
毛足が長く風格ある外見のノルウェージャンフォレストキャット。古くからノルウェーに居る猫神話に登場する猫のモデルになるほど。
その見た目から高貴でわがままな性格?いえいえそんな事はありません。好奇心旺盛ながらも静かな性格をしており、飼い主との適度な距離感を好みます。
長い毛のお手入れが大変そうに見えますが、換毛期に毛がごっそり抜けるくらいで日常的なお手入れはブラッシングをしてあげる程度で大丈夫です。
大人しくてしつけのしやすい種類なので、猫を飼うのが初めてという人にもおすすめでしょう。
ノルウェージャンフォレストキャットはどんな猫?
長毛の猫にしては動きが活発で、子猫のうちは常に動いているような子が多いです。体重はオスの場合だと7キロ程度まで育ち、やや大きめの猫だと言えるでしょう。
しっかりした体格のヨーロッパ系と細めのアメリカ系に分類されます。これは原産国のノルウェーの他にもアメリカでの繁殖が盛んに行われたため、2つの系統が存在するためです。
ノルウェージャンフォレストキャットを飼う上での注意点
毛足が長いので可能であれば1日1回ブラッシングをしてあげるのが理想です。これは抜け毛を取り除くのと同時に皮膚への通気性を高めるためにも大切なこと。また、月に1度以上のシャンプーも行いましょう。
このようなお手入れをされるのを成猫になってから嫌がることの無いように、子猫のうちから慣らしておくと良いでしょう。
【5位 ロシアンブルー】
ロシアンブルーはグレーの毛と緑色の瞳が美しい猫です。賢く従順な性格をしており、鳴き声が静かで一人暮らしの方にも人気の猫です。
甘えん坊でもありますが、人見知りが激しいので来客の多いご家庭の場合はストレスを感じてしまう場合も。平均寿命が10~12歳と一般的な猫と比べて短いです。(一般的な猫の寿命は15歳程度)健康管理はしっかりと行ってあげましょう。
ロシアンブルーはどんな猫?
頭がいい猫とも言われており、きちんとしつけをすれば留守番をすることも可能です。トイレや爪とぎのしつけもそこまで苦労することは無いかと思いますが、重要なのは最初にしっかり教えてあげること。
飼い主を遊び仲間として認識した場合、噛み癖などが直りにくくなります。毅然とした態度できちんとしつけましょう。
ロシアンブルー を飼う上での注意点
短毛のロシアンブルーですが、抜け毛は多いです。長毛種と同じように定期的なブラッシングを行ってあげましょう。
また、繊細な性格からストレスを感じ体調を崩してしまうことも。心の変化にもしっかりと気を配ってあげることが大切です。
まとめ
人気の高い猫について、簡単にご紹介しました。ここで紹介している猫の特徴などはごく一部なので、実際に飼いたい!と思った種類の猫が居た場合はもっと詳しく調べてみてくださいね。
新たに猫を迎え入れる方法として、里親という選択肢もあります。
大切な命が無駄に減らされることを防ぐためにも。検討してみてはいかがでしょうか?
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