移住で新しい暮らしを。老後に田舎暮らしを楽しむ秘訣

仕事を退職し一段落したら「田舎でのんびり暮らしていきたい」という希望はありませんか？自分で野菜を育てながら暮らしていけばお金もあまりかからない。年金で暮らしていけると考えている方が多いようです。

しかし、定年後に田舎暮らしをすることはそんなに甘いことではありません。交通の便が悪い分自家用車のガソリン代がかかったり、病院が遠かったりするなど想定外の出費に悩まされたりご近所付き合いがうまくいかなくて結局引っ越したなどという声もあります。

田舎暮らしを楽しむためにはしっかりと準備をし、自分にとって本当に適していると感じる土地で暮らすことです。いくつかポイントをご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

田舎暮らしを検討し始めたきっかけは？

田舎暮らしを検討し始めるきっかけは人それぞれです。仕事のために都心部に暮らしていたものの、いずれは地元に帰って暮らしたいと考えていた。
病気になるなどしてこれまでの暮らしに疑問を抱くようになった。たまたま旅行などで訪れた土地をとても気に入ったなど・・。

様々な理由がありますが、多くの人に共通して言えるのは都会での生活にストレスや不満を感じ、生き方をガラッと変えたいと思ったことがきっかけのようです。
移住先として選ばれることが多いのは昔住んでいたことのある場所や、配偶者の地元など何かしらの縁がある場所のようです。

移住のメリット・デメリット

田舎へ移住することはメリットも多くありますがそればかりではありません。旅行などの短期間ではなく、長く暮らしていくことを考えるとデメリットもきちんと理解した上で移住を検討するべきです。

メリット

実際に田舎へ移住をした人達が移住してよかったこととして多く挙げられるものについてご紹介します。

生活にゆとりが出来た・ストレスが減ったという意見が多いようです。人間関係が良好であれば助けてもらえることも多く、田舎暮らしをより楽しくできる可能性も上がるようです。

デメリット

では反対に田舎暮らしをしてみて「理想と違った」と感じている点についても確認していきましょう。

デメリットとして挙げられるものはどれも「想像もしていなかった事や予想はしていたけれど想像以上だった」というものです。田舎は特有のしきたりなどが残っていることも多く、最初に人間関係で躓いてしまうと以降の暮らしでも苦労している人が多いようです。

移住で失敗しないために

わざわざ移住してきたのにこんなはずではなかったと思わないためにも。どんなことに注意すれば良いのかポイントをご紹介します。

数日間の移住体験をしてみる

移住先の候補がいくつか挙がったら実際に訪れてみることはとても大切です。近年はインターネットで情報を収集することも簡単にできるようになりましたが、実際の雰囲気などは行ってみないことには分かりません。
現地に数日間実際に暮らすことのできる移住体験を行っている自治体もありますので、可能であればぜひ参加してみるべきかと思います。天気による変化や近隣の住人の雰囲気、夜はどれほど暗くなるのかなど確認できることが数多くあるのでいい経験になりますよね。

事前に体験してみることで、実際に移住した後のギャップが少なくて済むというのは大きな利点です。

近所にどんな人が住んでいるのかを把握する

都会に住んでいるとご近所付き合いが希薄で「周囲にどんな人が住んでいるのかさえよく分からない」という場合もあるかと思います。しかし、地方などでは都会よりも近所付き合いを大切に考える傾向が強いです。

地域の行事に参加することなども移住の楽しみの１つかと思いますので、近所にどんな人が住んでいるのかは予め知ることが出来ると心強いでしょう。

計画的に準備を行う

移住するのであれば「とりあえず引っ越してみてから考える」という甘い考えは捨てるべきでしょう。移住した後に不自由なく生活するためにはどれくらいのお金がかかるのか。資金繰りはしっかり行うことが出来るのか。初期費用に使えるお金はどれくらいなのかなどといった計画をしっかり立てた上で、必要であればしっかり準備をしてから行動に移すようにしましょう。

定年後は時間はたっぷりあると油断してしまいがちですが、体力が無くなってきたり思わぬ病気が見つかったりと何かとお金がかかるものです。

まとめ

地方へ移住するということは生活スタイルが大きく変わるということでもあります。それを良いと感じるか悪いと感じるかはあなた次第。
毎日を楽しく生活していくためにも、自分に合った移住先の検討は妥協することなく行いたいものですね。