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具体的には何をする?終活についての基本

「終活」という言葉について1度は耳にしたことがあるかと思います。自分の人生の終わりについて考えるものというのは分かるけれど、具体的にどんなことをするのか分からない。そもそも、まだ元気なうちから自分の死について考えるなんて後ろ向きだとお思いでしょうか?

しかし最近では終活に対して「人生の終わりを気持ち良く締めくくるための準備」などポジティブで前向きな捉え方が主流になってきています。
自分の人生の終焉について考えることで残りの人生をより充実させるための活動という考え方の人も多いです。 終活は暗いものだと思って目を背けるのではなく、残された時間を最期まで自分らしく生きていく事が出来るよう、ここで改めて終活について学んでみませんか?




終活について

「終活」とは人生の終わりに向け前向きに準備することで、今をよりよく生きる活動です。
高齢化と少子化は進行し、また経済的にも厳しい現代で自分が亡くなった後に身内にかかる負担について不安を感じる人が多くなったことは事実。元を辿ると少しでも家族の負担を軽くしてあげたいという気持ちから生まれた終活ですが、現在では最期まで自分の理想を考えることができるという楽しみや、我が子や孫に負担をかけずに済む安心感の方が大きくなり、前向きなものへと変わっていっているようです。

終活の第一歩はあなたのこれまでの人生を見つめ直すことから始まります。その上でこれからの人生をどのように生きていきたいか思い描いてみましょう。

具体的には何をする?

では、具体的には終活は何をすればいいのでしょう?終活の内容は人によって様々ですが、一般的には以下の事柄が含まれるようです。

  • 資産の整理
  • 遺言状を書く
  • 医療・介護の準備
  • 相続や後見人に関する取り決め
  • エンディングノートの作成
  • 葬儀・お墓の準備
  • セカンドライフについて考える

いつから始めるのがベスト?

では、終活はいつから始めるのがベストなのでしょうか?皆さんがどのようなタイミングで終活を始めたのかを見ていきましょう。

定年を迎えて時間が出来たタイミング

退職して仕事に行かなくなると時間が出来ます。このタイミングは終活をスタートするのにピッタリです。会社勤めを終えてすることが無くなってしまうと、とたんに元気が無くなってしまうという方も居ます。時間を持て余してしまいがち、そして第二の人生のスタートとなる
定年後に区切りとして始める方も多いです。

70歳前後を目安に

これは70歳を区切りに始める人が多いというわけではなく、残された時間が少なくなってきたと感じたタイミングで始める人が多くなる年齢ということです。
平均寿命を80歳と考えると、70歳時点で残りは10年。自分が亡くなった後のことについて考え始めるタイミングとも言えるでしょう。

配偶者が死亡した時

配偶者が死亡すると手続きや気持ちの整理などで大変になることが多いです。そんな時に「自分が亡くなった後、子どもたちにまた大変な思いをさせたくない」と終活を始めることを決意することが多いようです。
共に生きてきた身近な人の死は、自分の死を意識する大きなきっかけになります。

「早すぎる」ということは無い

終活に取り掛かるタイミングは人によって様々ですが、何が起こるか分からない世の中だからこそ終活を始めるのに早すぎるということはありません。

特に、荷物の整理などは体力のあるうちに始めないと「やりたくても出来ない」ということにも繋がってしまいます。

口座の手続きなどが絡んでくる終活は数日で終わるものではありません。時間に余裕をもって開始することが有意義な終活をするためには必要不可欠ですので、「思い立ったが吉日」という意識で出来そうなことから少しずつ始めていきましょう。

終活のメリット

家族や残された人たちへの負担を減らすことが出来る

葬儀について、遺産相続について。残された家族には決定しなければならない事が山積みです。
特に金銭が絡んでくるとトラブルは発生しやすくなります。それがきっかけとなって家族の間に亀裂が入ってしまうことは誰しも望まないことでしょう。自分の財産や荷物を整理し、予め意思を伝えておくことにより家族の負担を軽減することができます。

自分の気持の整理が出来る

終活とは自分の人生を振り返ることでもあります。これまで抱えていた漠然とした不安や悩みを改めて見つめ直すことで気持ちを整理することが出来ます。
何が起こるか分からない。もし急に自分が亡くなってしまったら?今自分はどれだけの財産を持っているのか?
きちんと整理を行うことで気持ちも落ち着いてきます。

これからの人生をどう送るかを考えることができる

自分を見つめ直すことによって自分が本当にやりたいこと、これからやるべきことが明確になってきます。
残された時間を改めて実感することによって、悔いのない最期を迎える準備をすることが可能になることでしょう。 

まとめ

終活は決して悲しい作業ではないということがご理解いただけたでしょうか?
もちろん、慣れないうちは少ししんみりとした気持ちになってしまうのは否定できません。しかし、家族と前もって自分の人生の最期について話せるということはとても幸せなことでもあります。

残される家族の方も「亡くなった本人の意思が分からなくて困ってしまった」というケースはとても多いもの。自分のためだけでなく家族のためと思うと、やらなければという使命感も出てくるのではないでしょうか。

終活で行うことについて、詳しくは他の記事でも紹介していきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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