一般社団法人 日本電子機器補修協会
22日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=145円台後半に下落し、1998年8月以来、約24年ぶりの円安水準を付けた。日銀の黒田東彦総裁が金融政策決定会合後の記者会見で「当面、金利を引き上げることはない」と発言。大幅利上げを決めた米国との金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いの動きが加速した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げを決めた一方、日銀は大規模な金融緩和策の維持を決定。金融政策の方向性の違いが一段と鮮明になり、円安が進んだ。為替介入の実務を指揮する財務省の神田真人財務官は、円買い・ドル売り介入について「スタンバイの状態にある」と市場をけん制したものの、黒田総裁の発言をきっかけに円売りの動きが再び勢いを増した。市場では「円安に否定的な発言が見受けられなかった」(FX会社)と受け止められている。
【時事通信社】
〔写真説明〕1ドル=145円台を付けた円相場を示すモニター(外為どっとコム総合研究所提供)
〔写真説明〕財務省の神田真人財務官
2022年09月22日 17時17分
円乱高下、一時154円台に急伸=日銀
円安、一時156円80銭台=日銀総裁
植田日銀総裁、物価2%へ上昇なら引き
日銀、政策金利据え置き=国債購入額の
円安、156円台=日銀会合後に急落
4月都内物価、1.6%上昇=2年1カ
ホンダ、カナダにEV新工場=1.7兆
トヨタ、米でのEV生産を26年に延期
EV新モデル続々と=中国メーカーに勢
円安加速、155円70銭台=政府の「
核ごみ請願、賛成多数で採択=最終処分
円安、155円台半ば=東京市場で34