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拘束の容疑者拷問か=人権団体が警鐘―モスクワ乱射



ロシア・モスクワ郊外のコンサート会場で22日夜に起きた銃乱射事件で、実行犯とされる容疑者4人が拘束後、拷問を受けたという見方が強まっている。24日に裁判所へ出廷した際、顔に新たなあざができていたためだ。プーチン政権下の拷問を告発する人権団体は「野蛮に対し野蛮で応じてはならない」と警鐘を鳴らしている。

4人は23日、逃走先の西部ブリャンスク州で当局に制圧され、拘束や尋問の様子とされる映像がSNSで拡散した。社会の一部の「報復感情」に応えるため、当局が意図的に流した可能性がある。容疑者らが耳を切られたり、目を狙われたりした疑いが指摘されている。

このうち中央アジアの旧ソ連構成国タジキスタン国籍のシャムシディン・ファリドゥニ容疑者(25)とされる男は、移送されたモスクワの裁判所での映像を見ると、拘束時と比べ顔が腫れ上がっていた。撮影場所は不明だが、同容疑者が半裸で電気ショックを与える装置が付けられたとされる画像も、SNSに投稿されている。

【時事通信社】 〔写真説明〕シャムシディン・ファリドゥニ容疑者(左下)を含む銃乱射事件の実行犯とされる4人(AFP時事)

2024年03月27日 12時30分


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