実刑確定後逃走の女逮捕=診断書偽造疑い-警視庁



詐欺罪などで起訴され保釈された女が、実刑判決確定後に一時逃走していたことが22日、関係者への取材で分かった。女は公判中に偽造した診断書を提出した疑いがあり、警視庁が有印私文書偽造・同行使容疑で逮捕状を取り行方を捜していたところ、東京都内で同日身柄を確保し、逮捕した。「私は偽造していない」と容疑を否認しているという。

関係者によると、逮捕されたのは並木杏礼容疑者(29)。知人男性から計1億円超をだまし取ったなどとして詐欺と窃盗の罪に問われ、昨年2月に静岡地裁で懲役5年の実刑判決を受けた。

並木容疑者は控訴して保釈も認められたが、今年1月に東京高裁は控訴を棄却した。上告したが退けられ、6月上旬に判決が確定。その後行方が分からなくなったという。

並木容疑者は控訴審判決前の昨年、出産のため安静が必要などとする偽の診断書を高裁に提出した疑いが持たれていた。警視庁は行方不明後の7月に指名手配した。

【時事通信社】 〔写真説明〕丸の内署から出てきた並木杏礼容疑者(中央)=22日午後、東京都千代田区(一部画像処理しています)

2019年08月22日 16時43分


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