長野市のJR長野駅前で男女3人が刃物で刺され1人が死亡した事件で、逃走した男と似た人物が、発生数十分前、現場付近で目撃されていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。目撃者は「うろうろしている様子だった」などと話したといい、長野県警長野中央署捜査本部は事件との関連を捜査。男の行方を追っている。
捜査関係者などによると、男は20~40代、身長165~175センチくらいで、頭に白い布のようなものを着用し、眼鏡を掛け、ジャンパーと長ズボン姿だった。襲撃後西方向に逃走したが、聞き込み捜査で、3人が襲撃される数十分前に、現場付近で似たような人物を目撃したとの情報が得られた。
目撃者は発生時、駅近くにおり、男が3人を襲撃した直後、騒然とする現場で、刺したとみられる男の姿を見た。聞き込み捜査に「男に似た人が数十分前に駅前にいたような気がする。うろうろしている様子だった」などと話したという。
捜査本部は同一人物の可能性もあるとみて、防犯カメラ映像を解析するなどし、確認を急いでいる。
【時事通信社】
〔写真説明〕JR長野駅前で発生した殺傷事件を受け、事件現場に設置された献花台で手を合わせる長野県警の鈴木達也本部長=24日午前、長野市
2025年01月24日 12時07分