電通グループ、本社売却検討=数千億円規模、経営効率化



電通グループが、東京都港区にある本社ビルの売却を検討していることが20日、分かった。汐留の一等地に位置する超高層ビルで、実現すれば売却額は数千億円規模に上るとみられる。現在、複数の候補と交渉中で、今後条件などを詰める。保有資産を圧縮し、経営効率を高めるのが狙い。

本社ビルの帳簿上の価格は2019年末時点で約1800億円。売却後も大部分を賃借し、本社は移転しない方向だ。新型コロナウイルス禍で広告出稿量が落ち込み、電通グループは20年12月期連結決算で、237億円の純損失を計上する見通し。経営効率化で業績改善を急ぐ。

【時事通信社】 〔写真説明〕電通本社ビル=東京都港区

2021年01月20日 21時03分


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