一般社団法人 日本電子機器補修協会
シリアスな人間ドラマから喜劇まで数多くの作品に出演し、確かな演技力と存在感で映画界をけん引してきた役所広司さん。米映画「バベル」や「SAYURI」などに参加し、国際的にも知られる存在だったが、今回、世界三大映画祭のカンヌ国際映画祭で男優賞の栄誉を受け、俳優として文字通り、日本を代表する顔となった。
名優・仲代達矢さんが主宰する無名塾でキャリアをスタート。原点の舞台への思いは大切にしながらも映画作りに情熱を傾けてきた。2007年のインタビューでは「自分に残された時間を、映画に対する熱意や信頼を貫いていきたい。必死ですよ」と語っていた。
今年1月に公開された「ファミリア」に主演した際は、自分をどう新鮮に保つかがテーマだと語り、ベテランと呼ばれる今も「監督に、もっと新しい自分を引き出してほしい」と、変わらぬ向上心を明かしていた。
「パーフェクトデイズ」で演じた寡黙な公共トイレの清掃員は日々、事務的だが丁寧な清掃作業を流れるように進めていく。「撮影期間は3週間ほどしかなかったが、全く指示する必要がなかった。役所さんは自分でリサーチをしていた」とビム・ベンダース監督は信頼を寄せる。
淡々と繰り返す日々の中で生じる心の揺らぎや抱える過去の陰りを、わずかな表情や動きの変化で表現した。ラストシーンは3分以上にわたり、その役所さんの顔を映し続ける。ベンダース監督は「圧倒されてしまった。カメラマンも震えて泣いていた」と振り返る。役所さんが「必死にやった」と言うこん身の演技は、世界的な名匠をもうならせた。
【時事通信社】
〔写真説明〕カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞後、笑顔で記者会見に臨む役所広司さん(右)=27日、フランス南部カンヌ
〔写真説明〕映画「パーフェクトデイズ」の一場面(C)2023
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〔写真説明〕映画「パーフェクトデイズ」で主演した役所広司さん(右)とビム・ベンダース監督=25日、フランス・カンヌ
2023年05月28日 12時08分
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