
経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数速報値(2020年=100、季節調整済み)は103.0と、前月比0.5%上昇した。中東情勢悪化で調達難に陥っていたナフサの輸入量増加や、国内設備の修理明けなどで化学工業の生産が回復し、2カ月連続のプラスを確保。生産の基調判断は「一進一退で推移している」で据え置いた。
生産指数は全15業種のうち、7業種で上昇した。無機・有機化学工業は3.7%増加し、プラスチック素材のポリエチレンが19.4%、合成繊維に使われるパラキシレンは33.1%の大幅増となった。ガソリンや灯油などが含まれる石油・石炭製品工業は9.1%増加。輸送機械工業も好調だった。一方、低下は8業種で、医療用分析機器の生産減などが響いた。
〔写真説明〕経済産業省=東京都千代田区
2026年06月30日 11時16分