アフガン、２２日に事実上の停戦＝政府とタリバン、駐留米軍―２９日に和平調印も

【ニューデリー時事】アフガニスタン政府は２１日、政府軍と、政府の後ろ盾の米国などの駐留国際部隊、反政府勢力タリバンが２２日午前０時（日本時間同４時半）から７日間の暴力削減措置の履行を開始すると発表した。事実上の停戦を意味する。米国とタリバンも同日、７日間の暴力削減が実現すれば、２９日に和平案に調印すると表明した。

ポンペオ米国務長官は２１日の声明で「２９日の（和平案）署名に向け準備している。米軍や国際部隊の削減、アフガンの国土をテロリストに使わせないことなどを話し合ってきた」と明らかにした。

タリバンも声明で、米国との和平合意実現に向け、全陣営が治安情勢の沈静化に取り組むことになるとの見解を表明。アフガン政府の国家安全保障会議スポークスマンは、暴力削減措置に関し、「アフガン兵に指導を行う。タリバンが約束通り、暴力を削減してくれるよう望む」と述べた。

〔写真説明〕ポンペオ米国務長官（左）とアフガニスタンのガニ大統領＝１４日、ミュンヘン（ＡＦＰ時事）

2020年02月21日 23時38分

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