印豪首脳、関係強化確認＝中国けん制、Ｇ７拡大念頭

インドのモディ首相とオーストラリアのモリソン首相は４日、ビデオ会談を実施し、さらなる関係強化で一致した。両国は中国の海洋進出をけん制するため、日米と「自由で開かれたインド太平洋」構想を共有している。

両首脳の会談は、トランプ米大統領が中国包囲を念頭に、９月以降に開催見通しの先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）に両国を招待したことを踏まえ、実施されたとみられる。

インドメディアによれば、モディ氏は会談を「関係強化の完璧なタイミングだ」と称賛。世界各国が新型コロナウイルスの影響から脱するため「印豪両国の包括的戦略パートナーシップの役割はより重要になる」と強調した。

モリソン氏も、インドと「海洋の健全性、安全保障に関する責任を共有している」と指摘。「豪印関係を深化させたい」と述べた。

2020年06月04日 19時28分

international

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