
米国が制裁対象に指定した国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長は6日、東京都内で開催されたNPO法人主催のイベントにオンライン出席し、「ICCは世界の法の支配の最後のとりでになっている。存続のためには世界中の人々の支持と支援が必要だ」と訴えた。
赤根所長は、署名活動など日本からの支援について「心から感謝している」とした上で、「司法を外からの力によってねじ伏せようとしている。違法で許されない」と制裁を批判した。
現地の銀行を通じて給料などは受け取れているが、送金などに支障が出ているほか、制裁を理由に企業から取引を断られたという。「犯罪者のように扱われた。経済的自由だけではなく、誇りと尊厳に大きな衝撃を受けている」と語った。一方、同僚らは命の危険を感じながらも職務を遂行してきたとし、「自分だけがひるむことはできない」と述べた。
〔写真説明〕オンラインで講演する国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長=6日午後、東京都港区
2026年09月07日 12時27分