長期金利、一時3.015%に上昇=東京株は急落、1889円安



2日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、3.015%に上昇(債券価格は下落)した。日本相互証券によると、1996年9月以来、30年ぶりの高水準。米イランの攻撃の応酬を受け、原油価格が上がり、インフレ懸念から米長期金利が上昇。国内金利の押し上げ要因になった。

日銀が利上げペースを速めるとの観測も金利上昇につながっている。米財務省は米国時間1日、ベセント財務長官が植田和男日銀総裁に対し、利上げを促したとする会談内容を公表。また、日銀の高田創審議委員は2日の記者会見で、利上げについて「従来の半年に一度という状況ではなく、機動的な対応が必要になってくる」と発言し、利上げの加速に前向きだと受け止められた。

東京株式市場で日経平均株価は前日比1889円70銭安の6万4325円64銭と急落した。中東情勢が悪化して投資家心理を冷やし、全面安となった。東証株価指数(TOPIX)が1日まで9営業日連続で上昇していたため、利益確定の売りも出やすかった。

米国の人工知能(AI)関連産業は社債を発行して巨額の設備投資資金を調達している。「金利が上昇すると米AI企業の資金繰りが苦しくなり、日本企業の受注が減る恐れがあり、関連銘柄の下げ幅が大きくなった」(大手証券)という。

【時事通信社】 〔写真説明〕一時前日比1900円超下落した日経平均株価を示すモニター=2日午後、東京都港区の外為どっとコム

2026年09月02日 17時39分


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