
岐阜県本巣市のケーキ店「さんらいず」から出火し、焼け跡から男女2人の遺体が見つかった放火殺人事件で、県警が複数の刃物を現場の建物内から押収したことが7日、捜査関係者への取材で分かった。遺体で見つかった男性は腹部を刺されたことによる失血死で、県警は押収物に凶器が含まれる可能性が高いとみて捜査している。
当時現場には女性店主(66)や知人ら計11人がいたが、病院搬送後に死亡が確認された会社役員の男性(70)を除き、いずれも中学校の同級生だったことも判明。定期的に集まっていたといい、県警は事件当日に会社役員がいた経緯を調べている。会社役員も含め11人の間に、トラブルなどに関する警察への相談はないという。
会社役員は建物外の駐車場に止められた本人名義の車の運転席で見つかり、裸に近い状態だった。県警は当時、現場にいた関係者の証言などから事件に関与した疑いがあるとみて、6日に会社役員宅を捜索した。
焼け跡から見つかった2人のうち、女性は急性一酸化炭素中毒死で、県警が身元の特定を急いでいる。店主と同県瑞穂市の男性(65)も病院に搬送されたが容体は不明。
〔写真説明〕火災があったケーキ店=6日、岐阜県本巣市
2026年09月07日 17時06分