
接戦にけりをつけたのは、やはり波に乗るこの男だった。延長十回1死走者なし。阪神の森下は「とにかく決めてやる」。言葉通りにサヨナラ本塁打を放ち、本拠地は熱狂の渦。「甲子園で打つホームランは一番気持ちいい。最高の結果で終えられてよかった」。お立ち台で声を弾ませた。
ど派手に主役を演じた。0―1の六回は左翼ポール際へ、豪快なライナーで同点ソロ。十回は中日のストッパー松山との勝負。甘く入ったフォークを見事に仕留め、今度は高い弾道の打球が左翼スタンドに届いた。「高めに浮いたところをうまく打てた」。十分な手応えが残った。
開幕から好調で、6月は状態をさらに上げた。打率は3割を超え、長打も量産。19本のアーチを積み重ね、同僚の佐藤に3本差をつけてリーグトップに立っている。長打力向上を誓った今季。ここまでの本塁打数は「プラン通り」としつつ、「目標にはまだまだ足りない。気を引き締めながらやりたい」。鋭い眼光で気合を入れ直した。
【時事通信社】
〔写真説明〕延長10回、サヨナラのソロ本塁打を放った阪神の森下=30日、甲子園
〔写真説明〕6回、同点のソロ本塁打を放つ阪神の森下=30日、甲子園
2026年06月30日 22時33分