毎日なんとなく疲れている。いくら寝ても疲労感が抜けないとお困りではないですか?実は、疲労は生活習慣を見直さないとなかなか回復が難しいもの。
大したことをしていないのにすぐに疲れてしまうという方は要注意です。疲れにくい体を作るために常日頃から出来ることを少しずつ試してみるのはいかがでしょうか?
疲労感の原因は
なんとなくだるい、倦怠感、疲労感は私達の体が発する警告だとも言えます。体が休息を欲している状態の時、私達は疲労感を感じます。
疲労感には肉体的疲労と精神的疲労があります。このページでは肉体的疲労についてご紹介していきます。
睡眠不足や運動不足
生活習慣の小さな乱れの積み重ねにより疲労を感じている方は多いです。生活が不規則で体内時計が狂っていたり、運動不足が続いているなどの心当たりがある方は生活習慣の見直しを意識してみてはいかがでしょうか。
ストレスによる疲労感
環境に大きな変化があった、仕事が忙しいなど精神的に疲れているときにも疲労感は現れます。体のだるさの他に「やる気が出ない」「何もしたくない」といった気持ちが強い場合には何かストレスの原因が無いか考えてみましょう。
栄養不足
疲労を早く回復させるには代謝をスムーズにすることも必要不可欠です。ビタミンやミネラルといった栄養が足りていないと疲れが取れにくくなる原因に。
疲労回復に効く食べ物については後ほど詳しくご紹介します。
ホルモンバランスの崩れ
女性の場合、生理前などに疲れやすくなる人が多いです。また、更年期などでホルモンバランスが崩れると自律神経が乱れて倦怠感などを感じることがあります。
病気が原因のことも
過労や過度なスポーツをすると当然疲労感を感じます。このように原因が明らかな疲労に関してはゆっくり休むことで回復する可能性が高いのですが、疲労感は何かしらの病気によって引き起こされている可能性もあるのです。
病気が原因で疲労を感じている場合にはその病気を治さないことには改善しないこともあるので注意が必要です。
疲労感を感じる病気としては以下のようなものがあります。もちろん、ここに記載されていない病気が潜んでいる可能性もあるので疲労感・倦怠感がずっと抜けない時には医師に相談をしてみましょう。
・かぜ
・低血圧
・更年期障害
・甲状腺機能の低下
・ 糖尿病
・貧血
・心不全
・うつ病、統合失調症など
「だるさを感じる、疲れた」という症状が半年以上続く、繰り返されている状態を慢性疲労と呼びます。
この慢性疲労に対して、強い疲労感・睡眠障害・判断力の低下などにより日常生活へ支障が出てしまう病気のことを慢性疲労症候群と言います。
研究が進められているものの、慢性疲労症候群の原因は分かっておりません。
疲労回復に効果のある食材
疲労を感じにくい体にする、疲労しても早く回復できるようにする。そのためには体の中から改善していくことも重要です。
疲労回復に効果のある食材をいくつかご紹介していきます。
鶏むね肉
ヘルシーかつ低価格なので人気のある食材でもある鶏むね肉。鶏むね肉にはイミダペプチドという成分が豊富に含まれており、疲労回復効果や抗酸化作用(細胞の損傷や活性酵素を抑える作用)が期待できます。
イミダペプチドはクエン酸と合わさると疲労回復効果が更に高まるとされています。鶏むね肉を使った料理と一緒にレモン水などを一緒に飲むと効果アップが期待できます。
同じ鶏肉でも、もも肉よりむね肉のほうが疲労回復成分が多く含まれています。
柑橘類
オレンジ、レモン、キウイなどの柑橘類にはクエン酸が多く含まれています。クエン酸は疲労の元である乳酸を分解する作用があるので、非慰労回復効果が期待できます。
柑橘類のフルーツの他にも、梅干しや黒酢にも豊富に含まれているので毎日の料理の中で上手に取り入れていきたいですね。
ビタミンB群を含む食べ物
ビタミンB群はエネルギー代謝に働きかけ、疲労回復の素になります。 ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの計8種のことを指します。
その中でも特に意識して摂取したいのがビタミンB1、B2、B6です。 ビタミンB1が多く含まれる食材は、豚肉・うなぎ・きのこ・玄米など。ビタミンB2が多く含まれる食材は、レバー・納豆・卵黄など。 ビタミンB6 が多く含まれる食材は、レバー・マグロ・カツオなどです。
疲労を溜めない生活習慣
疲労に強い体づくりのために日々の生活の中で出来ることは多くあります。
睡眠の質を上げるよう意識する
理想的な睡眠時間は人によって異なるので一概には言えませんが、朝起きた時に頭がスッキリするくらいの睡眠時間を確保出来るのが理想です。自分にとって短すぎず、長すぎない睡眠時間を見つけましょう。
睡眠時間を確保するのとともに、睡眠の質を上げることも意識しましょう。質の高い睡眠を摂るためには睡眠環境が大きく影響します。
寝る前にテレビやスマートフォンなどの強い光を浴びない、間接照明などの柔らかい灯りに切り替える、寝室には睡眠と関係の無いものは置かないようにするなどの工夫で睡眠環境を整えることができます。
軽い運動を習慣に
なんとなく疲れているからと、1日中ダラダラ過ごしていたら余計に疲れてしまったという経験は無いでしょうか?実は疲れている時、極端に体を休めるよりも軽い運動をすることで疲労は取れやすくなります。
公園でのウォーキングや軽い水泳などがおすすめです。ストレッチやヨガを習慣にすると自然に筋力が付いてくるのでぜひお試しください。
湯船に浸かってリフレッシュ
ゆっくり湯船に浸かることで体が温まると血行がよくなるだけでなく、緊張状態になっていた体も心も解れていきます。寝る前にゆっくり入浴をしてリラックスした状態になると深い睡眠がとれるようになります。
まとめ
疲れにくい体を作るためのポイントについてご紹介しました。疲れにくい体を作るためには毎日の生活を見直すことが一番の近道です。疲れと上手に付き合いながら暮らしていけるよう、疲れに強い体づくりをしていきませんか?