夏の間にフル稼働していたエアコンですが、秋になり過ごしやすい日が増えてくると利用頻度がガクッと減るのを感じているのではないでしょうか。
冬に暖房を使い始めるまでの束の間の期間。この時期はエアコン掃除をするのに適した時期だと言えるでしょう。
夏が来る前に一度エアコンを掃除したという方も多いことかと思いますが、夏の間に蓄積した汚れをもう一度しっかりと落としておくことが冬も快適にエアコンを利用するポイントになります。
夏や冬は毎日のようにエアコンを使います。エアコン掃除をしている間はもちろんエアコンを使うことが出来ません。暑さや寒さに耐えながらエアコンを掃除するのは大変なことです。
エアコンをつけなくても平気な日の多い春や秋にエアコン掃除をおすすめするのはこのためです。
夏の間に汚れているエアコン
夏場、冷房を使うとエアコンの内部に水分が発生します。じめじめとした夏の気候とこの水分のせいでエアコンの内部はカビが発生しやすい環境に。
湿気の落ち着いてきた秋に一旦エアコンを綺麗に掃除することは、カビの発生しやすい環境をリセットすることが出来ます。
エアコンのお掃除機能だけでは駄目なの?
エアコンにお掃除機能があるから必要ないと考えている 方もいらっしゃるのでは?しかしこれは間違い。
フィルターにびっしりと埃が付くことは防いでくれますが、細かい埃やゴミ、カビなどの汚れを防ぐことは難しいです。
数年間放置した結果、汚れて冷暖房機能が低下したりカビ臭くなってくることが多くなります。お掃除機能付きのエアコンといえど、1シーズンに1回くらいは自分で掃除してみるのが良いですね。
自分でエアコンを掃除する方法
エアコン内部(送風ファンなど)は専門の業者に依頼しないと掃除するのは難しいですが、フィルター部分などは自分でも掃除することが可能です。気がついたタイミングで行ってみてはいかがでしょうか?
簡単にではありますが、自分でエアコンを掃除する場合の手順をご紹介します。
なお、機種によって手順は異なりますので、取り扱い説明書などをご確認ください。
1.コンセントを抜く
掃除を開始する前に、必ずエアコンのコンセントを抜いてください。コンセントが刺したままになっていると誤って電源が入ってしまった場合などに怪我をしたり感電してしまう可能性があります。
もり、コンセントが無い場合はエアコン部分のブレーカーを落として作業をしましょう。
2.フィルター部分を掃除する
エアコンのパネルを開けフィルターを取り外す前にまず、フィルターがエアコンに付いた状態のまま掃除機をかけましょう。最初からフィルターを外してしまうと周辺に埃が落ちてしまうので掃除の手間が増えてしまいます。
フィルターを外す
フィルターを外す時、力任せに引っ張ってしまうと歪んだり壊れてしまう原因になります。フィルターの取り外し方は機種によって異なるので、説明書などで必ず手順を確認して行いましょう。
フィルターの表側から掃除機をかける
フィルターの表面には埃がたくさん付いているかと思います。掃除機で汚れを吸うのも表面から行うようにしましょう。
裏面(埃が付いているのと反対方向)から掃除機をかけてしまうと、埃がフィルターの目に入り込んでしまうのでご注意ください。
フィルターの裏面から水洗い
更に細かい埃を取るために、浴室で裏面からシャワーをかけて水洗いをします。掃除機をかけたのとは反対側から水をかけるのがポイントです。水圧で埃を押し出すようなイメージで行いましょう。
フィルターがベタベタしている場合には中性洗剤を溶かしたお湯を付けた歯ブラシで擦るのが効果的です。このときもフィルターを傷めないよう優しい力で。
時間に余裕があれば日陰でしっかりと自然乾燥させるのもおすすめです。
3.吹出口、ルーバーの掃除
エアコンの吹き出し口にあたる部分(ルーバー)を手で回します。軽く触って動かなそうだと思う機種の場合、無理やり動かすのは止めましょう。
割り箸にキッチンペーパーなどを巻きつけた棒を用意し、ルーバーや吹出口の中を軽く拭きます。無理して奥の方まで掃除しようとするとエアコンの内部を傷つけて故障の原因にもなるので、掃除するのは見える範囲に留めてください。
プロに徹底的に掃除してもらうのも◎
自分で掃除出来るのはあくまでエアコンの表面部分だけ。カビが蓄積しやすい内部は自分で掃除することが出来ないので、ここはプロに依頼しましょう。
高圧洗浄機などを使ってみるみるうちに綺麗にしてもらえるので「頼んでよかった!」という声が多いです。
健康のためにもエアコンは綺麗に
エアコンが汚れていると、そこから排出される空気も当然汚れています。その空気を吸い続けて体に良いはずがありません。
お家の中の空気を綺麗に保つためにも、エアコンはいつでも綺麗にしておきたいですね。