冷蔵庫、洗濯機、電子レンジやテレビなど毎日使っている家電というのは思いの外多いものです。そんな家電が突然壊れてしまったら?日常生活に支障が出てしまうのは明白です。
家電を買い替える時期や理由は、人それぞれかと思います。壊れてから買い換える人、より便利な機種が出たので新しくする人、ライフスタイルの変化により買い換える人など。
ここでチェックしたいのが「壊れてから買い換えれば良い」と考えている方です。例えば冷蔵庫などは1日でも使えない日があると中身が傷んでしまいます。重要なのは家電の買い替えサインを見逃さないこと。どんな家電にも寿命があります。利用頻度や使い方により寿命は変わるので正確に「何年経過したら買い替えましょう」とは言えませんが、家電によっての目安をご紹介します。
冷蔵庫
無くてはならない家電の筆頭として挙げられるのが冷蔵庫です。家族で使う大きいものになると費用もかさんでくるので後悔の無いように選びたいもの。
冷蔵庫の寿命は一般的に8年~10年と言われています。長持ちしているご家庭ですと20年くらい使っているというご家庭もあります。しかし、冷蔵庫は毎日電気を使うものです。年々省エネが進んで使用する電力が減っているので古いものは買い替えた方がお得になることも。電気代とも比較して買い替えを検討してみましょう。
買い替えのサイン
冷蔵庫を使っていて「最近食材の冷えが悪いな」と感じたら注意が必要です。だんだんと冷えなくなってくる場合もありますが、ある日突然全く冷えなくなってしまうこともあります。
まだ使えるかもしれませんが、買い替え候補の機種を検討し始めても良いかもしれませんね。
他にも冷蔵庫から騒音(モーター音)がするようになった、冷蔵庫の下から水が漏れてきたというのも不調のサインです。
冷蔵庫を長く使うためには日頃のお手入れをすることが有効です。冷風の吹出口を綺麗に保つ、冷蔵庫の裏などに埃を溜め込まないなどのひと手間で冷蔵庫は長持ちさせることができます。
また、冷蔵庫に常に物がたくさん詰め込まれているという場合は要注意。冷却効率が下がってしまい、冷蔵庫に負担がかかります。冷気が通る隙間を十分に確保できるくらいの量を入れるようにしましょう。
ちなみに冷凍庫には物を詰め込んでも問題はありません。凍った食材同士が保冷剤の役割を果たすので冷却効率があがり、節電にも繋がります。
冷蔵庫が壊れてしまうと中の食材を早く使い切る必要があったり、生鮮食品の保存が出来ないといった弊害が出てきます。完全に壊れてしまう前に買い替えておきたい家電です。
洗濯機
家庭によって使用頻度の大きくことなる家電、洗濯機。家族が多い場合は1日に数回回すということも多い一方で1人暮らしの場合には数日に1回しか使わないということも。使用回数で言うと洗濯機の寿命は2,500回から3,000回と言われています。年数にすると6年~8年くらいです。
壊れても修理をして使うという方も多いですが、古い機種になると部品が無くなっていたり修理が高額になってしまったりするケースが多いので買い替えた方が安い場合もあります。
買い替えの目安
洗濯機の調子が悪くなってくると出てくる症状としては、洗濯をしている時の音がいつもより大きい。変な音がする。汚れ落ちが以前よりも悪い。脱水や乾燥が出来ないなどの症状です。
洗濯機を長持ちさせるには衣類の糸くずや埃といったゴミをこまめに行うことが大切です。ゴミが残った状態で洗濯をし続けると負担となり、洗濯機の寿命を早めてしまうことに繋がります。
また、洗濯物を無理に詰め込まないことも長持ちさせるのに繋がります。容量以上の洗濯物を入れてしまうと洗濯槽を回転させる駆動部分に想定以上の負荷がかかります。各メーカーの想定している洗濯物の量は洗濯槽の中に少し余裕があるくらいの量です。
毎日洗濯をする。小さなお子さんの居るといったご家庭では洗濯機が壊れてしまうと一苦労です。万が一壊れてしまってもコインランドリーなどで凌ぐことはできますが、可能であれば壊れる前に買い替えておきたいもの。
メーカーの保証期間が過ぎた洗濯機を使用している場合は、どんな機能のついているものが欲しいかなどを考え始めても良いかもしれません。
電子レンジ
お弁当を温める、料理の下ごしらえに使うなど電子レンジが毎日の生活に欠かせないとう方も多いのではないでしょうか?電子レンジの寿命は約10年とされています。
不調のサイン
電子レンジの不調のサインはうまく温まらない、異音が出る、操作ボタンが効かないといった症状です。また、電子レンジが故障すると炎や煙が出る場合もあります。その場合はすぐに電源プラグを抜き、使用を中止しましょう。
電子レンジは家電量販店で購入し、すぐに持ち帰ってくることも可能です。壊れる前に買い替えておいた方が良いものではないかもしれませんが、本体が異常に熱くなるなどといった症状の出ている場合には火災などにも繋がりかねませんので買い替えをしましょう。
エアコン
春や秋といった過ごしやすい気候の時期には無くても大丈夫なエアコンですが、冬や夏には無くてはならないもの。特に夏場は熱中症などの重篤な症状に繋がってしまうこともありますので、買い替えのサインを見逃さないようにしましょう。
エアコンの買い替えサイン
温まりや冷えが悪くなった。水漏れがするといった症状が出るとエアコンの不調のサインかもしれません。こういった症状は掃除などのメンテナンスで解消することもあるので、ますはお手入れをしっかりしてみましょう。
自分で掃除が出来ない箇所はプロに依頼することでしっかり綺麗にしてもらうことが出来ます。
エアコンの寿命は9~10年と言われています。この期間を過ぎると修理が出来なくなってしまうことが多いので注意しましょう。
家に複数台エアコンがある場合には壊れても耐えられますが、1台しか無い場合にはメンテナンスをしっかり行い不調のサインを見逃さないようにしましょう。
家電には安い時期がある
家電には年間を通して安くなる時期があります。だいたいの家電は1年から数年のサイクルで新型モデルが発表されます。この新型モデルが発表されると1つ前のモデルが大幅に値下がりすることが多いです。
欲しい家電、メーカー、モデルなどが決まっている場合には新型モデルの発売時期を調べてみるとお得に買えるかもしれません。
また、家電によっても安く購入出来る時期があるのでその目安をご紹介します。
冷蔵庫:8月下旬から9月
エアコン:8月上旬ごろ(機能やメーカーを選びたい場合は9月から10月)
電子レンジ:7月から9月
後悔のない買い物を!
家電は高価なものが多いのでしっかり吟味して選びたいものですが、毎日使うものが急に壊れてしまうと慌てて購入してしまうことも多いです。「あちらの機種の方が良かった」と後悔してしまうことの無いよう、家電の不調のサインが現れたら欲しい機種などを考えておくと後悔が少なくなるかもしれません。