もう持っていますか？マイナンバーカードを作るメリット

特別定額給付金の申請やマイナポイントなど、近頃マイナンバーカードを持っていることでお得なサービスが受けられたり色々な申請がスムーズになるといったことが話題になっていますね。

しかし、このマイナンバーカードの普及率は2020年9月23日時点でわずか20.2％にとどまっているとされています。5人に1人程度が持っているマイナンバーカード。便利そうだとは思うけれど申請が難しそうなイメージがあってなかなか重い腰が上がらないという方も多いのでは無いでしょうか。

この記事ではマイナンバーカードでどんなことが出来るのか？マイナンバーカードを作るメリットとデメリットについてお教えします。

そもそも、マイナンバーカードとは？

マイナンバーカードとは、クレジットカード大のプラスチック製のカードで申請者の名前、住所、生年月日、顔写真などが印字されています。裏面には12桁のマイナンバーとQRコードが印刷されており、このQRコードを読み取るとマイナンバーを知ることが出来ます。

数年前に通知カードというマイナンバーが記された紙のカードが届いたかと思いますが、これとは違うものです。後述しますが、マイナンバーカードは金融機関などで身分証明書として利用出来るのに対し、通知カードの方は金融機関などでは身分証明書として利用することができません。

マイナンバーカードは免許証と同じように「公的な身分証明書」になるのです。

マイナンバーカードの有効期限

マイナンバーカードも免許証と同じように有効期限があります。国税庁のサイトには以下のような記載があります。

マイナンバーカードにはカードそのものの有効期限と電子証明書の有効期限と２種類あることを覚えておきましょう。
マイナンバーカードの有効期限が近づいてきたらお住まいの市区町村の窓口で更新手続きを行うことができます。

マイナンバーカードでできること

マイナンバーカードで出来ることには次のようなものがあります。

これまで書類で提出する必要のあった申請などをオンラインで出来るようになったり、住民票の写しなどの証明書をコンビニで取得できるようになったりと小さなことではありますがいざという時に便利になりますね。

マイナンバーカードを作るメリット

マイナンバーカードで出来ることについてご紹介しましたが、次にマイナンバーカードを作るメリットをご紹介します。

免許証を持っていない人の身分証明書代わりに

マイナンバーカードにはマイナンバーだけでなく、住所、顔写真、生年月日、性別などが記載されています。そのことによって運転免許証などと同様の公的な身分証明書として使用することが可能になります。

未成年の方や免許を持っていない方にとっては何かと便利になるかと思います。

各種証明書をコンビニで取得出来るようになる

住民票や印鑑登録証明書などは、取得するために役所に行く必要がありました。これは仕事をしている人や役所まで行くのが大変な人にとっては面倒に感じてしまいますね。
しかし、マイナンバーカードを持っていればコンビニで証明書を発行することが出来るようになります。マイナンバーカードの交付時に設定した暗証番号が必要になるので確認しておきましょう。

今後、利用出来るサービスが増えていく予定

現在、マイナンバーカードで出来るのは社会保障や税金などの申請などが主ですが、今後は保険証として利用出来るようになる可能性や様々なサービスがマイナンバーカードに集約されていく予定です。

マイナンバーカードだけを持ち歩けば多様に活用することが出来るので持ち物がかさばらないというメリットがあります。

マイナンバーカードを作るデメリット

では、マイナンバーカードを作るデメリットはどのようなものがあるのか確認してみましょう。

個人情報の漏洩

マイナンバーカードには氏名や顔写真といった情報が集約されています。もし紛失してしまったり盗難にあった場合、そこから個人情報が漏洩してしまうリスクが高まるのは否めません。

もしマイナンバーカードが紛失・盗難にあった場合にはカードの利用停止を問い合わせることが出来る窓口もあります。

これからさらに便利に使えるマイナンバーカード

デジタル化を進めていくため、政府はマイナンバーカードの普及やより便利に使えるサービスの提供などに力を入れています。今話題のマイナポイントについてもその一環です。

申請をするのが手間に感じるかもしれませんが、持っておくと今後生活がスムーズになっていくかもしれませんね。