花粉症は身体が花粉に対して免疫反応が過剰に働くことにより発症するアレルギー症状の一種です。免疫力の低下などにより花粉症の症状がひどくなってしまったり、それまで花粉症の症状が無かった人もくしゃみなどに悩まされるようになってしまうことも多いです。
そこで、免疫機能をより強くするのに繋がる食生活を実践してみるのはいかがでしょうか?眠たくなるので薬に頼りたくない。花粉症の悩みを手軽に軽減させたいという方、ぜひ実践してみてください。
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花粉症の改善・予防に効果が期待できる食べ物
ヨーグルト
ヨーグルトには乳酸菌が豊富に含まれており、腸内環境を良くするイメージがある食材かと思います。実は、腸内環境を良くすることで過剰に反応してしまう免疫機能を正常に保つことが期待できるとされています。
花粉症の症状が出始める少し前から、少量でも良いので毎日継続して食べ続けることで効果的に。毎日の朝食にヨーグルトを追加してみる、ぜひ習慣的に食べられるようにしてみてくださいね。きな粉や干しぶどうと一緒に食べると乳酸菌がより活発になります。
乳酸菌はヨーグルトだけでなく、チーズやキムチ、納豆や味噌といった発酵食品にも含まれています。しかし、加熱すると乳酸菌は死んでしまうので加熱処理のされていない製品を選ぶようにしましょう。
鮭やカツオなどの魚
魚にはビタミンDが含まれています。ビタミンDは免疫を調整する役割があり、花粉症の予防にも繋がります。また、ビタミンDは食事で摂取するだけでなく体内で作ることもできる栄養素です。体内でビタミンDを生成するには太陽光(紫外線)を浴びる必要があるので、日中あまり外出しない人や過度の紫外線対策を行っている人は体内での生成量が少なくなっている可能性があります。
ビタミンDはきのこ類やバターなどにも含まれます。きのこと鮭のバター炒めなど上手に組み合わせることで効率よく摂取できるのが理想的ですね。
海藻類
海藻類には水溶性食物繊維が豊富に含まれ、乳酸菌と同様に腸内環境を整える働きがあります。わかめ、ひじき、昆布といった海藻類は普段から口にする機会の多い食材かと思いますので、より意識して取り入れるようにしましょう。
れんこん
れんこんにはポリフェノールやタンニンが含まれています。ポリフェノールにはアレルギー疾患への効果、タンニンにはのどの痛みや鼻の炎症を抑える効果があり、花粉症に悩まされている方にはぴったりの食材とも言えます。食物繊維も豊富なので腸内環境を整える効果も期待できます。
バランスの良い食事が前提です
花粉症の予防や改善に効果が期待出来る食材をご紹介しました。こちらで紹介した食材を積極的に取り入れることも大切ですが、まずはバランスの良い食事を摂ることが大前提です。
また、スナック菓子やジャンクフードを普段から多く食べる人は、花粉症などのアレルギー症状が出やすいともされています。そういったものを極力控えるようにすることも大切です。
少しでも花粉症の悩みを軽くすることで春先の憂鬱が減ると良いですね。