係争地で大規模戦闘、複数の死者=アルメニアとアゼルバイジャン



【モスクワ時事】旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンの係争地であるナゴルノカラバフで27日、両国軍による大規模な戦闘が起きた。砲弾による攻撃などによって民間人を含む死者が出ている。地域に影響力を持つロシアなどが双方に即時停戦を求めた。

戦闘は27日朝に始まり、アルメニア軍はアゼルバイジャン軍が攻撃を仕掛けてきたと主張。アゼルバイジャン軍のヘリコプターや無人機を撃墜したと発表した。アゼルバイジャン軍は「アルメニア軍の攻撃を阻止し、民間人の安全を守るため反撃を開始した」と反論した。

アルメニア側は民間人2人のほか、軍人16人が死亡したとしている。アゼルバイジャンも民間人ら複数の死者が出たと発表した。

【時事通信社】 〔写真説明〕係争地ナゴルノカラバフでの戦闘で、破壊されるアゼルバイジャン軍の戦車とみられる車両=アルメニア国防省が27日公開した映像より(AFP時事)

2020年09月28日 00時31分


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