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昭憲皇太后の和歌、英訳本に=100首収録、明治天皇に続き



明治天皇の皇后、昭憲皇太后が詠んだ和歌100首の英訳を収録した「明治を綴る麗しの歌

英語で伝えたい昭憲皇太后百首」が25日、刊行された。明治天皇の和歌100首の英訳本(2022年刊行)に続き、米アンティオーク大名誉教授ハロルド・ライトさん(92)が翻訳し、明治神宮が監修。4月の昭憲皇太后没後110年を前に刊行に至った。

ライトさんは、日本文学研究者ドナルド・キーンさん(19年に96歳で死去)に仕えた縁で、日本留学中の1964年、明治神宮から和歌の英訳を依頼された。82年に明治天皇の311首と昭憲皇太后の111首の英訳を託され、17年に明治天皇の和歌の訳が完成した後、昭憲皇太后の和歌の訳を終えて明治神宮に届けた。今回も100首を選び収録した。

昭憲皇太后が1876年、東京女子師範学校(現・お茶の水女子大)に贈り、校歌となった「みがかずば

玉も鏡も何かせむ

まなびの道も

かくこそありけれ」はこう訳された。

If

left

unpolished

neither

jewels

nor

mirrors

are

worth

anything;this

is

also

very

true

of

the

path

of

learning.

明治天皇は生涯に約10万首、昭憲皇太后は約3万首の和歌を詠んだ。ライトさんは今回、本の序文で「思えば大変素晴らしく光栄な機会に恵まれた」と心情を吐露した。

歌人の永田紅さんは解説で、「みがかずば」などの道徳的、教訓的な歌は「ハレの歌」であり意義深いが、「日常のあれこれを詠んだケの歌も多く、しみじみと趣深い」と指摘。「御歌が世界へ羽ばたくことを喜び、多くの人の心に届くことを願う」と記した。

英訳を監修した明治神宮国際神道文化研究所の佐藤正宏所長は「人生の機微に触れ、心動かされる御歌が収録されている。たくさんの人の手に取ってもらえれば」と話している。

【時事通信社】 〔写真説明〕25日刊行の昭憲皇太后の和歌の英訳本 〔写真説明〕昭憲皇太后の和歌を翻訳したハロルド・ライトさん=2017年11月、東京都渋谷区(明治神宮国際神道文化研究所提供)

2024年03月25日 07時05分


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