ハマス最高指導者、「長期戦の用意」=米、新たなガザ停戦案検討か



【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでイスラエルと交戦するイスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏は、ガザでの戦闘に関し、「長期的な消耗戦を行う用意がある」と述べた。シンワル氏がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者アブドルマリク・フーシ氏に宛てた書簡の内容として、ハマスが16日、発表した。

ハマスに連帯するフーシ派は15日、イスラエル本土にミサイルを撃ち込んだ。シンワル氏はフーシ派の攻撃を歓迎。フーシ派に加え、レバノンやイラクを拠点とする親イラン組織との「共同の取り組みは敵(イスラエル)を打ち負かす」と強調した。

一方、停滞するガザでの停戦と人質解放を巡る交渉に関し、イスラエルのメディアは16日、米国など仲介国が、従来の停戦案とは別の案を検討していると報じた。バイデン米政権の高官が、米国の人質家族に伝えたという。

【時事通信社】 〔写真説明〕イスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏=2022年4月、パレスチナ自治区ガザ(AFP時事)

2024年09月17日 18時04分


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