【イスタンブール時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師は19日の演説で、レバノン各地で起きた通信機器の一斉爆発はイスラエルによる「宣戦布告」と非難した。パレスチナ自治区ガザの停戦まで対イスラエル攻撃を続けると改めてけん制し、「正当な罰を受けるだろう」と爆発への報復を明言した。
ナスララ師は、爆発は4000台の通信機器を配布して民間人を標的にした「テロ」と強い言葉で批判。ヒズボラを混乱させ、屈服させるための攻撃だと主張した上で、「大きな打撃を受けたが、結果や犠牲に関係なく抵抗は終わらない」と語った。ヒズボラはパレスチナのイスラム組織ハマスと連帯し、イスラエルと交戦している。
【時事通信社】
〔写真説明〕19日、演説するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師(ヒズボラ系テレビ局アルマナルの映像より)(AFP時事)
2024年09月20日 08時05分