停戦後初、ヒズボラが「警告攻撃」=イスラエル軍、レバノン空爆で報復



【カイロ時事】レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは2日、イスラエル軍の拠点を標的に「警告攻撃」を実施したと発表した。イスラエル軍はレバノンと接する占領地シェバ農場に向けて飛翔(ひしょう)体2発が発射されたと説明。これを受け軍はレバノン各地に空爆を加えた。停戦後ヒズボラが攻撃を公表するのは初めて。応酬となれば、停戦状態は崩壊することになる。

イスラエルとヒズボラの停戦は11月27日に発効したばかり。ヒズボラは声明で、攻撃について「イスラエルによる度重なる合意違反への対応だ」と説明。イスラエルのネタニヤフ首相は、ヒズボラの攻撃は重大な合意違反だとして「強力に対応する」と表明した。

【時事通信社】 〔写真説明〕2日、レバノン南部で、イスラエル軍の空爆を受けて立ち上る煙(EPA時事)

2024年12月03日 12時39分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース