【北京時事】中国・北京を訪問した岩屋毅外相は25日、中国人向けのビザ(査証)に関して、緩和措置を取ると表明した。団体観光客向けビザの滞在可能日数が従来の最長15日から30日となるほか、複数回渡航できる観光数次ビザの有効期間を最長5年間から富裕層向けに10年間に延ばすなどする。
中国政府は11月に日本人向けの短期ビザ免除を再開しており、これに呼応した。期間延長に加え、申請書類も簡素化。高齢者のビザ申請に当たっては在職証明書の提出を不要とする。具体的な開始時期は未定だが、日本側の準備が整い次第、春ごろから段階的に実施する見通し。
【時事通信社】
〔写真説明〕「ハイレベル人的・文化交流対話」に臨む岩屋毅外相(左手前)と中国の王毅共産党政治局員兼外相(右手前)。左手前から2人目は阿部俊子文部科学相=25日、北京(代表撮影・時事)
2024年12月26日 08時00分