13日の大阪・関西万博の開幕を前に、来場者を入れたリハーサル「テストラン」が4日、大阪市の人工島「夢洲」の会場で始まった。4日は企業や海外の関係者が対象で、5日と6日は無料で招待した大阪府民が参加する。3日間で約9万人が来場する見込みだ。参加者らは会場の壮大なスケールに興奮する一方、開幕以降のスムーズな運営に懸念する声も漏れた。
府民を対象にした無料招待には約35万人の応募があり、抽選の結果、約4万人が当選した。参加者には事前に申請した時間帯や交通手段で入場してもらい、混雑状況を確認する。パビリオンやレストランは本番同様に運営し、スムーズに応対できるか検証する。
会場に訪れた大阪市の会社員、今村治世さん(38)はシンボルの「大屋根リング」について「インパクトがあって上からの景色もきれい」と興奮気味に語った。ただ、「日陰が少ない」とも述べ、開幕後の暑さに不安をのぞかせた。同市の藤馬裕一さん(36)は「入り口が結構混んでいた。アプリの当日予約も難しかった」と指摘した。
テストラン期間中は、各国が自前で手がけるパビリオン全42館のうち、19館が試験的にオープンする予定。4日はこのうちシンガポールやオーストラリアなど8館の参加にとどまり、残りは準備が十分でないことなどを理由に見送った。
報道陣には、企業パビリオンなどが並ぶ一部エリアだけを公開し、海外パビリオンが集中するエリアの公開は取りやめた。これについて、日本国際博覧会協会の幹部は「各国いろいろな考えがあって決めていると思う。開幕までにしっかり準備していただきたい」と述べた。
【時事通信社】
〔写真説明〕大阪・関西万博の開幕を前に行われた、来場者を入れたリハーサル「テストラン」=4日、大阪市此花区
〔写真説明〕大阪・関西万博の開幕を前に行われた、来場者を入れたリハーサル「テストラン」=4日、大阪市此花区
〔写真説明〕大阪・関西万博の開幕を前に行われた、来場者を入れたリハーサル「テストラン」=4日午前、大阪市此花区
2025年04月04日 17時16分