国際ボクシング連盟(IBF)フライ級タイトルマッチは29日、愛知県国際展示場で行われ、挑戦者の矢吹正道(LUSH緑)が王者のアンヘル・アヤラ(メキシコ)を12回1分54秒TKOで破り、世界2階級制覇を達成した。矢吹は階級が一つ下のIBFライトフライ級王座を保持したままこの試合に臨んだ。
矢吹は1回と2回にダウンを奪って主導権を握り、12回にダウンを奪った後に攻めたところでレフェリーが試合を止めた。矢吹陣営によると1週間以内にどちらか一方の王座を返上する必要があり、ライトフライ級を手放す意向。
戦績は矢吹が18勝(17KO)4敗、アヤラは18勝(8KO)1敗となった。日本男子の現役世界王者は7人のまま変わらない。
【時事通信社】
〔写真説明〕2階級制覇を果たした矢吹正道=29日、愛知県国際展示場
〔写真説明〕7回、アヤラ(左)と打ち合う挑戦者の矢吹正道=29日、愛知県国際展示場
2025年03月29日 22時12分