直前リハで課題検証=海外館オープンわずか4割―万博開幕まで1週間



大阪・関西万博の開幕まで6日で1週間。会場の人工島「夢洲」(大阪市)では、スタッフや企業関係者らが慌ただしく出入りする中、同日までの3日間、交通アクセスや入場ゲートの運用など運営上の課題を検証するリハーサル「テストラン」が行われている。建設の遅れが響く自前建設の海外パビリオンは期間中、4割しか開かれない予定で、開幕ぎりぎりまで準備が続きそうだ。

万博は10月13日まで184日間開かれる。会場は四方が海に囲まれ、アクセスルートが限られる。ピーク時には1日約22万人の来場を想定しており、円滑な来場者輸送が大きな課題だ。このため、最寄り駅に停車する地下鉄大阪メトロ中央線は増便。今月5日のテストランでは、自家用車で来る人に専用駐車場でシャトルバスに乗り換えてもらう「パークアンドライド(P&R)」が初運用された。

テストラン期間中には、入場ゲートの機器やキャッシュレス決済など細部の運用も検証する。運営主体の日本国際博覧会協会の幹部は「最初からうまくいくわけではない。慣れや運用の仕方によって改善することもある」と説明する。

ただ、参加者からはゲート前での待機時間の長さやパビリオン予約の煩雑さを訴える声が出ている。協会は近くテストランの検証結果を公表する。

海外パビリオンのうち、各国が自前で建設する「タイプA」は42館だが、5日時点でテストランへの参加を表明しているのは17館で、全体の4割にとどまる見込みだ。残るパビリオンは、展示準備やスタッフの研修などを優先するとみられ、急ピッチで準備が進められている。

一方、苦戦が伝えられてきた入場券の販売枚数は、2日時点で開幕までの目標「1400万枚」の62%に当たる約870万枚。2月末以降、1週間ごとの販売枚数は前の週と比べ10万枚以上増加しており、修学旅行や団体旅行の予約分を含めると1000万枚を突破する見通しとなった。協会は「満足しているわけではない」(別の幹部)としつつ、最終目標「2300万枚」に向け、開幕以降の一層の伸びに期待している。

【時事通信社】 〔写真説明〕大阪・関西万博の開幕を前に行われた、来場者を入れたリハーサル=5日、大阪市此花区 〔写真説明〕大阪・関西万博の開幕を前に行われた、来場者を入れたリハーサル=5日、大阪市此花区 〔写真説明〕大阪・関西万博の開幕を前に行われた来場者を入れたリハーサルで、記念撮影する親子=5日、大阪市此花区

2025年04月06日 07時16分


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