
【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は14日、ラトニック商務長官がアップルに対し、中国製半導体の調達は「好ましくない」と伝えたと報じた。人工知能(AI)データセンターの建設ラッシュで半導体メモリーの供給不足が深刻化しており、アップルは価格高騰を受け中国からの調達を検討しているとされる。
ラトニック氏は同紙とのインタビューで、アップルによる中国製半導体メモリー購入について「トランプ政権は支持していない」と指摘。「米企業が中国製メモリーを使うのは好ましくない」として、アップルに懸念を伝えたという。政権は半導体の国内生産拡大を目指しており、アップルに対して米国での生産移管の要請を強めているとも語った。
アップルは、中国の半導体メモリー最大手「長※(※は森の木3つを金に)存儲技術(CXMT)」などの半導体の試験を実施していると報じられている。中国で販売する一部製品への搭載を目指した動きとみられる。
アップルのカーン最高執行責任者(COO)は試験について明言を避けつつ、供給難から「あらゆる選択肢を検討しなければならない」と話したという。
〔写真説明〕ラトニック米商務長官=6日、ワシントン(EPA時事)
2026年08月15日 22時57分