日本のロボ技術、北京で存在感=中国製品活用し「応用力」も



【北京時事】世界のロボット開発競争が熱を帯びる北京で、日本勢も確かな存在感を示した。長年培った産業用ロボでの高い製造技術力に加え、商業化途上の人型ロボ市場では中国製品に独自技術を組み合わせる「応用力」を発揮している。

23日閉幕した「世界ロボット大会」では、産業用ロボ大手の安川電機系合弁会社と空圧機器大手SMCが技術力をアピールした。国際ロボット連盟(IFR)によると、日本は2024年に産業用の世界生産で38%を占め、首位を維持。世界最大手ファナックを筆頭に、完成品から制御・駆動部品まで層が厚い。

ただ、シェアは低下傾向にある。中国勢は低価格で量産し、稼働データを人工知能(AI)開発に生かす「量産と学習の循環」で先行。日本はAIで米中に後れを取るが、「信頼できる機械と現場のノウハウ」(IFR)で巻き返しを図る。

一方、人型ロボでは中国勢との提携に動く。「世界人型ロボット運動会」に日本から唯一参加したGMOインターネットグループは、中国・宇樹科技(ユニツリー)製の機体を独自のソフトウエアで走らせた。6月には同社の正規代理店となり、日本の技術とサービスを重ねていく発想だ。

中国と競い合い、量産力も取り込む。北京の二つの国際大会は、競争と協業が交錯する日本勢の生存戦略も映し出した。

〔写真説明〕「世界ロボット大会」で安川電機系合弁会社が出展した産業用ロボット(北京市提供・時事) 〔写真説明〕「世界人型ロボット運動会」の100メートル予選に出場したGMOインターネットグループのロボット=25日、北京市

2026年08月26日 16時36分


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