米金利高止まりで「選別的」に=日銀、利上げペース加速―BofA・オベロイ氏



バンク・オブ・アメリカ(BofA)のアジア太平洋の調査部門を統括するクリス・オベロイ氏が時事通信の取材に応じ、世界の投資家の最大の関心事項の一つは米国の金利動向だと指摘した。政策の不確実性と債券供給圧力の継続によって金利が高止まりする中、投資先への「選別的」な姿勢が強まっていくとの見方を示した。

オベロイ氏は「金利の上昇は本来、株価の評価にとって逆風」だが、底堅い経済成長と好調な企業業績を反映したものであれば「株価が変調を来すことはない」と述べた。投資家は引き続き株式市場に対して「建設的でポジティブ」であるものの、より確実な収益と構造的な成長が見込める企業やセクターに関心が向かっていると分析した。

国内外の投資家は日銀による金融正常化への動きを注目しているとも指摘。日銀による利上げは今後、おおむね四半期に1回のペースに加速し、年内は9月と12月、来年は3月と7月に利上げが行われると予測。その結果、同年7月には政策金利が2%となるとの見解を示した。

日本市場に関し、人工知能(AI)と半導体が引き続きけん引すると指摘。半導体製造装置だけでなく、素材やロボット、産業機械、工場自動化技術での日本の競争力が「今、投資家に再発見されている」と述べた。

同氏は国内外の機関投資家や企業の経営幹部らが参加するBofAのジャパン・コンファレンスの開催に合わせて来日。8月31日にインタビューに応じた。

〔写真説明〕インタビューに答えるバンク・オブ・アメリカ(BofA)のアジア太平洋の調査部門を統括するクリス・オベロイ氏=8月31日、東京都中央区

2026年09月02日 06時59分


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