公共交通機関、PCR陰性証明不要に=上海



【上海時事】上海市当局は4日、新型コロナウイルスの防疫対策として地下鉄、バスなど公共交通機関を利用する乗客に提示を求めてきたPCR検査の陰性証明について、5日から免除すると発表した。公園など屋外公共施設に入る際も不要とする。中国政府の「ゼロコロナ」緩和方針を受け、最大の経済都市・上海も路線転換へかじを切った。

上海市で3日に報告された新規感染者は486人。市外からの感染流入が相次ぎ判明し、感染が急拡大しているにもかかわらず、緩和に踏み切った。ただ、オフィスやショッピングモールなど建物に入る際の陰性証明提示の取り扱いについては不明で、生活するにはこれまで通り定期的なPCR検査が必要とみられる。

〔写真説明〕中国最大の経済都市の一角で行われている新型コロナウイルスのPCR検査=11月3日、上海(EPA時事)

2022年12月04日 17時48分


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