新学期、インフルに注意=過去2番目に早い流行入り―厚労省「感染対策を」



インフルエンザが過去2番目の早さで全国的な流行シーズンに入った。新学期が始まって児童生徒の接触機会が増えることから、専門家は今後の動向を注視。厚生労働省は、手洗いやせきエチケットなど基本的な感染対策を呼び掛けている。

国立健康危機管理研究機構(JIHS)によると、全国の定点医療機関から報告された患者数は6月下旬から増加傾向に。8月17~23日は1医療機関当たり1.11人で、流行入りの目安となる「1人」を上回った。

感染症法に基づく現在の調査が始まった1999年以降では、2009年の8月中旬に次ぐ早さ(1年を通して流行した23年を除く)。昨年は9月下旬だった。

海外でも流行している地域はあるが、主流となるウイルスのタイプは各地で異なる。国内では現在、09年に世界的な流行を引き起こし、その後は季節性インフルエンザとして定着したH1N1型が中心となっている。

ただ、流行入りが早まった理由は分かっていない。海外からのウイルス流入や人の移動・接触機会の増加、H1N1型の免疫が十分でない人が多いなど複数の要因が考えられる。今後の動向について、JIHSの神垣太郎・感染症サーベイランス研究部部長は、「新学期が始まると人の動きが変わる。9月以降のデータを見ていく必要がある」と話す。

厚労省によると、今季のワクチンは早ければ9月第2週から医療機関へ納品が始まる見通し。注射型のほか、2~18歳を対象に鼻からスプレーするタイプもある。定期接種は65歳以上などが対象だが、子どもの接種費用を助成する自治体もある。

〔写真説明〕厚生労働省

2026年09月06日 07時04分


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