
中道改革連合の小川淳也代表が「分裂」や「分党」といった表現を避け、今後の党の在り方に関する説明に苦慮している。分裂後の衆院統一会派結成に向けて、立憲民主党系と公明党系の亀裂がこれ以上、拡大するのを防ぐ狙いだ。来週中に何らかの方向性を示す意向だが、立民系がまとまれるか不透明で、小川氏の思惑通りに進むか見通せない。
「プランBについて鋭意検討している。具体的なことは言えない」。小川氏は4日の記者会見で、中道の今後について問われこう述べるにとどめた。分裂や分党には言及しなかった。
8月31日の中立公党首会談で3党合流の見送りが決まった後、小川氏は中道を統一会派に移行させる方針を表明した。3、4の両日には、国会内で野田佳彦元首相や泉健太衆院議員、長妻昭元厚生労働相らと相次いで面談。分党を前提に今後の段取りを説明し、結束を訴えた。
統一会派のハードルになりそうなのが、立民系と公明系のあつれきだ。3党合流を目指していた公明系は、立民が合流を拒否したことに反発。立民を説得しきれなかった小川氏らへの失望感もあり、公明党への復党も検討している。
これに対し、立民系は「公明系の中道離脱は理屈が通らない」と見る。ただ、統一会派による勢力確保を目指す必要にも迫られており、立民系幹部は「今後の連携につなげるためにもこっちが泥をかぶるしかない」と指摘。直接的な表現を避けようとする小川氏の立場を代弁した。
立民系21人の思惑は入り乱れている。小川氏と面談したある議員は取材に「新党をつくりたい人、無所属になりたい人がいる」と説明。立民への復党を模索する議員もいるという。立民の田名部匡代幹事長は3日の会見で、中道からの復党を現段階では認めない考えを示した一方で、関係者によると、立民系の重徳和彦中道国対委員長と水面下で接触した。
「21人がまとまって行動することが大事だ」。小川氏は4日の会見で重ねて結束を訴えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者会見する中道改革連合の小川淳也代表=4日、国会内
〔写真説明〕記者会見する中道改革連合の小川淳也代表=4日、国会内
2026年09月05日 07時00分