女性審判、聖地でジャッジ=今大会から初の試み―高校野球



第108回全国高校野球選手権大会(5日開幕、甲子園球場)で、女性の審判委員が初めて聖地に立つ。人手不足の解消や多様性の観点から、今大会で5人が起用される。これまでも地方大会では女性が活躍してきたが、全国大会では初の試みとなる。

埼玉県高校野球連盟に所属する佐藤加奈さん(39)は5歳と3歳の子を育てながら審判活動をしている。きっかけは以前に勤務した中学校で野球部顧問になったこと。「生徒に違った視点から指導ができる」と思い、審判技術などを学び始めた。地方大会では球場に子どもたちを連れて行き、出場校の女子マネジャーらに面倒を見てもらっているという。今回は大阪の実家に2人を預けて臨む予定だ。

今大会を機に多くの女性が審判に関心を持つことも考えられる。20年以上の経験を持つ同県高野連の森田真紀さん(49)は「後輩が入ることをずっと待っていたので、増えてくれるとうれしい」と熱く語った。自身が活動を始めたばかりの頃は球場に女性の更衣室がなかったため、男性審判が帰った後の控室で着替えていたという。女性審判が増えたことで昨年から更衣室が用意され、以前と比べて不便に感じることはなくなったそう。

大舞台でのデビューに注目が集まるが、佐藤さんは「男性とは違う、こういう声もいいなと思ってもらえたら」と期待を込めた。

【時事通信社】 〔写真説明〕全国審判講習会に参加する女性審判委員=5月4日、甲子園 〔写真説明〕全国審判講習会に参加する女性審判委員(手前)ら=5月4日、甲子園

2026年08月04日 14時32分


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